『全修。』第7話の元ネタは『アオイホノオ』！島本和彦リスペクトが炸裂した熱い演出と豪華声優陣

『全修。』第7話が放送され、視聴者の間で大きな話題となっています。

本作は、島本和彦の名作『アオイホノオ』をオマージュした内容となっており、特に杉田智和さんが演じる「蒼井三郎」は、焔燃（ホノオモユル）を彷彿とさせるキャラクターとして注目を集めました。

また、下野紘さんをはじめとする豪華声優陣が熱演し、作画や演出も含めて『アオイホノオ』の名シーンを再現したパロディ演出が多数盛り込まれています。

今回は、『全修。』第7話の元ネタや演出のポイント、さらにはファンの反応について詳しく解説していきます。

『全修。』第7話の元ネタは『アオイホノオ』！オマージュのポイントを徹底解説

◤オリジナルTVアニメ『全修。』
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第7話 初恋。2月16日(日)23時45分より
テレ東系列ほかにて放送開始！

▼予告映像はこちらhttps://t.co/UTJssp4smh#アニメ全修 #ZENSHU pic.twitter.com/YSSHy8KjC4

— TVアニメ『全修。』公式 (@zenshu_anime) February 9, 2025

『全修。』第7話が放送されるやいなや、SNSでは「これ完全に『アオイホノオ』じゃん！」という声が続出しました。

特に、杉田智和さんが演じた蒼井三郎は、島本和彦の名作『アオイホノオ』の主人公・焔燃（ホノオモユル）を思わせるキャラクターでした。

さらに、庵野秀明のパラパラ漫画に焔が打ちのめされるあの伝説的なシーンを彷彿とさせる演出もあり、ファンの間では「これは確信犯的オマージュでは？」と話題に。

この記事では、『全修。』第7話と『アオイホノオ』の関連性や、どこがオマージュされていたのかを詳しく解説していきます。

『アオイホノオ』とは？

庵野秀明と安田顕が話題になってる今こそ
ドラマ「アオイホノオ」を再放送してほしい！
もしくは今より観やすい配信環境になってくれないかな#ジークアクス#大河べらぼう#アオイホノオ pic.twitter.com/oX2b4wI9Fu

— しゅんしゅん (@r2z22) February 4, 2025

まず、『アオイホノオ』を知らない人のために、簡単にどんな作品なのかを紹介します。

作品名	アオイホノオ
作者	島本和彦
ジャンル	自伝的青春コメディ
連載開始	2007年（現在も連載中）
ドラマ化	2014年（主演：柳楽優弥）

この作品は、1980年代の大阪を舞台に、漫画家を目指す芸大生・焔燃が、アニメや漫画界の天才たちに出会いながら成長していく物語です。

焔は「自分こそが新世代の天才だ！」と信じて疑わないのですが、庵野秀明（後の『エヴァンゲリオン』監督）や、その仲間たちの圧倒的な才能に何度も打ちのめされます。

この「才能の暴力」に直面するたびに、「くそぉぉぉぉ！！！」と叫んで走り去るのが、この作品の名物シーンとなっています。

焔燃を彷彿とさせる「蒼井三郎」のキャラ設定

アオイホノオ（1） （ヤングサンデーコミックス） [ 島本和彦 ]

『全修。』第7話に登場した蒼井三郎のキャラクターは、明らかに焔燃のオマージュでした。

その共通点を比較すると、以下のようになります。

要素	焔燃（アオイホノオ）	蒼井三郎（全修。）
名前の由来	「燃え上がる炎」	「アオイホノオ」をもじった？
口調・性格	熱く語る、自己評価が高い	熱血＆独白が多い
リアクション	才能を目の当たりにすると絶叫	ナツ子の才能に衝撃を受ける
演じた声優	（アニメ化なし）	杉田智和

特に、「杉田智和さんが演じた」という点で、焔燃っぽさがより強まっています。

『アオイホノオ』がもしアニメ化されていたら、杉田さんが焔燃を演じていたかもしれないと思うと、より納得ですね。

赤ジャージ姿と熱血リアクション！炎尾燃との共通点

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蒼井三郎が着ていた赤ジャージ。

これはもう、島本和彦作品の伝説的キャラである炎尾燃（ホノオモユルの未来の姿）を思い出さずにはいられません。

🔥 炎尾燃とは？ 🔥

• 『燃えよペン』『吼えろペン』シリーズの主人公
• 常に赤ジャージ＆ヘッドギアを着用
• 理不尽な状況でも気合と根性で乗り越える
• 何かあるとすぐに「ぐおおおお！！！」と叫ぶ

そして、『全修。』第7話の蒼井三郎もまったく同じリアクションをしていました。

ナツ子の才能を目の当たりにし、「これは…才能の暴力…！」と震え上がり、絶叫する姿は、まさに炎尾燃が己の未熟さを悟ったときのリアクションと一致しています。

才能の暴力に打ちのめされる…庵野秀明パラパラ漫画シーンの再現

来週放送の「全修。」第7話の予告カットはまんま「アオイホノオ」やん(笑) pic.twitter.com/toVSAPVw4I

— OHｰ拳 (@FJaY1nBHVwK07pR) February 10, 2025

『全修。』第7話の最大のオマージュは、蒼井三郎がナツ子のアニメーションを見て打ちのめされるシーンでした。

これは、完全に『アオイホノオ』の庵野秀明のパラパラ漫画のシーンを再現したものだったと言えます。

📌 『アオイホノオ』のシーン

• 焔燃がパラパラ漫画を描き、「俺、天才じゃね？」と自画自賛
• しかし、庵野秀明の圧倒的なアニメーションを見て絶望
• 「これは…アニメーションだ！！！」と衝撃を受ける

📌『全修。』第7話のシーン

• 蒼井三郎が、自分の実力に自信を持っていた
• しかし、ナツ子のアニメーションを見て「なんだこれは…！」と震える
• 「俺の描いたものは、ただの絵…これは、動いている…！」とショックを受ける

この「才能の暴力」による敗北こそ、『アオイホノオ』の最大の見せ場のひとつ。

『全修。』がこのシーンを忠実に再現したことで、多くのファンが「これはホノオ先生の再来だ！」と盛り上がりました。

島本和彦先生のリアクション「 あっ‼︎（笑）」がすべてを物語る

そして、『全修。』第7話が予告カットが公開された後、原作者・島本和彦先生のリアクションが注目を集めました。

その一言が、

あっ‼︎（笑） https://t.co/83eZOGBBkE

— 漫画家島本和彦 (@simakazu) February 12, 2025

「あっ‼︎（笑）」

これには、ファンも大爆笑。

「この一言だけで、先生がすべてを察したことが分かる」「完全に公認されたオマージュ」と盛り上がりました。

📌 島本先生のリアクションが刺さる理由

• 『アオイホノオ』オマージュを完全に認識している
• ツッコむわけでもなく、笑って受け入れる余裕
• 「これは公式リスペクト」とファンが確信

『全修。』制作陣の島本作品への愛が詰まっているからこそ、島本先生自身も笑って楽しめたのでしょう。

全修観ました‼︎天才アニメーターを表現する、モブとしての存在が確立されてましたね…‼︎ https://t.co/D1bJzAVepu

— 漫画家島本和彦 (@simakazu) February 17, 2025

杉田智和×下野紘！豪華声優陣が彩る第7話の魅力

全修。第7話を見る
Bパートがメインで アオイホノオだった
殆ど杉田智和劇場でしたの
#全修 pic.twitter.com/WqA2QoRUwb

— ヤジャ (@yaja_0811) February 16, 2025

『全修。』第7話は、ストーリーや演出の熱さもさることながら、豪華すぎる声優陣でも話題になりました。

特に、杉田智和さんと下野紘さんの共演は、多くのファンにとって胸が熱くなるキャスティングだったのではないでしょうか。

杉田さん演じる蒼井三郎は、まさに「ホノオ先生そのもの」と言われ、下野さんの演技にも「楽しそうすぎる！」と大きな反響がありました。

ここでは、そんな第7話の声優陣の魅力を振り返っていきます。

杉田智和の「ホノオ先生」感が話題！視聴者の反応

第7話で圧倒的な存在感を放ったのが、蒼井三郎役の杉田智和さんでした。

『アオイホノオ』を知っている人なら、もう「焔燃（ホノオモユル）を演じるために生まれてきたのでは？」と思わずにはいられないハマり役でしたね。

📌 視聴者の反応

• 「杉田さん、もう完全にホノオ先生じゃん！」
• 「杉田智和劇場と化してて笑った」
• 「あまりにもしっくりきすぎて、アニメ版『アオイホノオ』を見ている気分」

杉田さんの持ち味であるテンションの上げ下げが激しい演技が、蒼井三郎というキャラクターに完全にマッチしていました。

叫びながら葛藤するシーンはまさに『アオイホノオ』の焔燃そのもので、「杉田さん以外に考えられない」と言われるほど。

下野紘も楽しそうに演じる！クレジット見なくても分かる声優陣

もう一人の注目声優が下野紘さん。

ファンの間では、下野さんの演技は「楽しそうなのが伝わる！」と話題になりました。

💡 下野紘さんの演技が評価されたポイント

• エネルギッシュな演技がキャラクターのテンションと完全に一致
• アドリブを入れているのでは？と思うほどの自然な芝居
• 「あっ、下野さんだ！」とクレジットを見なくてもすぐ分かる個性的な声

下野さんの演技は、テンションの高いキャラにぴったりハマることで有名ですが、今回もその持ち味が存分に発揮されていました。

『全修。』第7話が今後の展開に与える影響とは？

『全修。』第7話は、『アオイホノオ』のオマージュが炸裂した回として話題になりましたが、それだけではありません。

ナツ子の才能が物語にどう影響していくのか、そして烏監督の「いいわけねぇだろ…」というセリフが示す不穏な展開が、視聴者の間で注目されています。

ここでは、第7話が今後の展開にどのような影響を与えるのかを考察していきます。

ナツ子の才能が「初恋」につながる？

今回のエピソードでは、ナツ子の圧倒的な才能が、周囲の人々に影響を与えてきたことが描かれました。

小学生の頃のナツ子に惹かれたミドリちゃん、中学時代のナツ子を見つめる二宮くん、高校時代に対抗心を燃やす蒼井。

この流れから考えると、ナツ子にとっての「初恋」も、才能を通じて生まれる可能性が高いでしょう。

📌 考察ポイント

• ナツ子自身は「初恋が何かわからない」と言っている
• 彼女の才能に惹かれる人物が多い＝恋愛感情が生まれる可能性
• 物語のテーマである「滅びゆく物語」が恋愛とどう結びつくのか？

もしナツ子が誰かに恋をするなら、そのきっかけは「才能を認められること」かもしれません。

もしくは、逆に誰かの才能に惹かれて恋を知るという展開もあり得そうです。

烏監督の「いいわけねぇだろ…」が示す鬱展開の予兆

第7話の最後に登場した烏監督の「いいわけねぇだろ…」というセリフ。

これは、視聴者の間で今後の展開が一気にシリアスになる予兆では？と話題になっています。

📌 鬱展開を示唆する要素

• ナツ子は「初恋」を知らないまま、長編ラブコメ映画の監督を務めることになる
• 彼女の作品が評価されなければ、「才能の限界」に直面する可能性
• 烏監督のセリフが「映画業界の厳しさ」を象徴している？

ナツ子が才能だけでは乗り越えられない壁にぶつかる展開は十分に考えられます。

特に、恋愛映画を作るにあたって「初恋を知らない」という葛藤が大きなテーマになりそうです。

烏監督のこのセリフは、「ナツ子が簡単に成功するわけがない」という厳しい現実を示しているのではないでしょうか。

ナツ子が迎える運命…「滅びゆかない物語へ」とは？

ナツ子が憧れた映画『滅びゆく物語』。

しかし、『全修。』のテーマは「滅びゆかない物語へ」。

この対比が、ナツ子の運命を象徴していると考えられます。

📌 「滅びゆかない物語へ」の意味

• ナツ子自身の物語が「滅びる」運命にある？
• 才能が認められず、夢を諦める展開？
• 逆に、「物語を滅びさせない」という決意をする？

このタイトルの意味を考えると、ナツ子は「才能だけではどうにもならない現実」に直面する可能性があります。

しかし、それを乗り越えようとするナツ子の姿こそが、「滅びゆかない物語」なのかもしれません。

まとめ：『全修。』第7話は島本和彦オマージュの神回だった！

✅ ナツ子の才能が「初恋」にどうつながるのかが今後の鍵
✅ 烏監督の「いいわけねぇだろ…」がシリアス展開を示唆
✅ 「滅びゆかない物語へ」の意味が、ナツ子の運命を左右する

『全修。』第7話は、ただの『アオイホノオ』オマージュ回ではなく、物語全体のテーマを大きく動かす重要な回でした。

ナツ子の才能がどこへ導かれるのか。そして、「初恋」を知ることで彼女の世界はどう変わるのか。

烏監督の厳しい言葉が意味するものとは…？

これからの展開がますます楽しみですね！