横揺れダンスとは、TikTokやクラブシーンで話題となった、体を左右に揺らすシンプルなダンススタイルです。
このダンスの元ネタややり方、使用される曲名、さらには「ダサい」「気持ち悪い」といった評価まで、さまざまな意見が飛び交っています。
この記事では、横揺れダンスの起源から流行の背景、そしてその評価までを詳しく解説します。
- 横揺れダンスの元ネタや流行の背景
- 「ダサい」「気持ち悪い」と言われる理由と誤解
- TikTokやクラブで使われる曲や踊り方のポイント
横揺れダンスの元ネタと流行の背景

いまSNSで話題の「横揺れダンス」。実はこのスタイル、突然生まれたわけではないんです。
もともとはある楽曲をきっかけに、一部の若者たちの間でジワジワと流行り始め、やがてTikTokを通して爆発的に広がっていきました。
今回はその「元ネタ」と「なぜここまで流行ったのか?」について、私なりの視点で詳しくご紹介します。
「CHERNOBYL 2017」が火付け役
横揺れダンスを語るうえで欠かせないのが、ノルウェー発のEDM曲「CHERNOBYL 2017」です。
この楽曲は、Meland x Haukenというユニットが制作したパーティーチューンで、ノリやすいリズムが特徴的。
そしてTikTokでこの曲に合わせて体を左右に揺らす投稿が増え、一気にブームに火がついたんです。
- リズムに乗りやすい→誰でもマネしやすい
- 視覚的にわかりやすい→バズりやすい
- 楽曲そのもののクセになる雰囲気
曲の冒頭で「3・2・1 やりらふぃー」と聞こえる部分がSNSでネタ化され、ダンスと一緒にこのフレーズも大流行しました。
やりらふぃー文化との関連性
「やりらふぃー」って、なんか聞いたことあるけど意味はよく知らない…という人も多いかもしれません。
これはもともと「CHERNOBYL 2017」の空耳フレーズとしてバズった言葉で、派手なファッションや軽めのノリを持つ若者層を指すようになりました。
つまり、横揺れダンス=やりらふぃー的なライフスタイルの象徴として定着したわけです。
用語 | 意味・背景 |
横揺れダンス | CHERNOBYL 2017などの曲に合わせた左右のリズムダンス |
やりらふぃー | 曲の空耳+パリピ系ファッション&ノリの代名詞 |
こうした背景から、「横揺れダンス=ただの振り付け」ではなく、一つのカルチャーやキャラ付けとして受け入れられるようになったんです。
正直、最初は「何これ?」って思っていた私も、見ているうちにどんどんハマってしまいました…。
流行ってやっぱり、勢いとノリが大事なんですね。
横揺れダンスのやり方と特徴
@kuroda_taro 県議会議員が師匠たちに横揺れ教わってみた 横揺れの師匠→@こーた #黒田太郎 ♬ オリジナル楽曲 – 黒田太郎@愛知県議会議員
「横揺れダンスって結局どうやってやるの?」という方、多いと思います。
見た目は簡単そうでも、いざやってみると「あれ…なんか違う?」と感じることも。
ここでは、横揺れダンスの基本的な動きや初心者でも楽しめるポイントをわかりやすく解説します。
基本的なステップと動き
横揺れダンスの基本は、とにかくリズムに乗って左右に体を揺らすこと。
難しいテクニックは必要ありませんが、“自然なノリ”を出すのがポイントです。
- Step 1:肩幅に足を開いて立つ
- Step 2:軽く膝を曲げてリズムをとる
- Step 3:音楽に合わせて体を左右に揺らす
- Step 4:腕をリズムに合わせて少し振る(好きなスタイルでOK)
慣れてきたら、足のステップや腰のひねりを加えることで個性が出せます!
ただ揺れるだけじゃなくて、自分らしい「クセ」を取り入れるのが、上達への近道なんです。
初心者でも楽しめるポイント
横揺れダンスは、「ダンスが苦手…」という人でも気軽に始められるのが魅力。
実際にTikTokでは、初心者から人気インフルエンサーまで、みんな同じような動きで踊っています。
楽しむためのコツは以下の通り:
- 正確さより「ノリ重視」でOK!
- 笑顔や表情もダンスの一部
- 完璧を目指さず「自分らしさ」で勝負
動画を撮るときは、少しオーバーに体を動かした方が画面映えします。
そしてなにより大事なのは、「ちょっと楽しいかも」と感じながら踊ること。
それが見てる人にも自然と伝わって、いいねが増えるきっかけにもなりますよ。
横揺れダンスで使用される代表的な曲
「横揺れダンスって、どんな曲に合わせればいいの?」
そんな疑問を持っている方に向けて、TikTokやクラブでよく使われている人気の横揺れ系ソングをピックアップしてご紹介します。
「CHERNOBYL 2017」だけじゃない! 実は横揺れにピッタリな曲って、意外とたくさんあるんですよ。
「CHERNOBYL 2017」以外の人気曲
横揺れ系ダンスに使われる曲は、EDMやユーロビート、ラテン調のリズムなど、ノリのいいジャンルが中心です。
ここでは、SNSでよく使われている横揺れしやすい楽曲をいくつか紹介します。
- 「Astronomia」 / Tony Igy
通称“コフィーダンス”でおなじみの、グルーヴィーで疾走感のある曲。 - 「Butterfly」 / Smile.dk
懐かしのダンレボ曲。ポップで軽やかなリズムが特徴。 - 「Satisfaction」 / Benny Benassi
中毒性の高いビートで、ゆっくりめの横揺れにピッタリ。 - 「Rampampam」 / Minelli
セクシーな雰囲気とラテンビートが魅力。
ポイントは「テンポが中速」「ビートがはっきりしている」こと。
これが横揺れのしやすさに直結するんです。
クラブでの定番ソング
クラブで横揺れ系のノリを楽しみたいなら、R&B・ファンク・アフロビート系の選曲が王道。
実際、DJが意識して「横ノリ」の雰囲気を作る場面も多く、以下のような曲がよく使われています。
ジャンル | 代表的な曲 |
R&B | 「Blinding Lights」 / The Weeknd |
ファンク | 「Uptown Funk」 / Mark Ronson ft. Bruno Mars |
アフロビート | 「Ye」 / Burna Boy |
ユーロポップ | 「Blue (Da Ba Dee)」 / Eiffel 65 |
クラブではジャンルの違いによって縦揺れと横揺れの“棲み分け”がされていることもあるため、イベントの音楽傾向をチェックしておくと安心です。
自分の好きなリズムを見つけて、横揺れを楽しんでくださいね。
横揺れダンスが「ダサい」「気持ち悪い」と言われる理由
一部では人気を集める横揺れダンスですが、実はSNSなどで「ダサい」「気持ち悪い」という声も見かけるんです。
せっかく流行っているのに、なぜこんな風に言われてしまうのか…その理由をしっかり探ってみましょう。
ちょっと辛口な意見もありますが、見方を変えれば「自分らしい踊り方」を見つけるヒントになるかもしれません。
単調な動きによる印象
横揺れダンスの基本動作は、体を左右に揺らすという非常にシンプルなものです。
だからこそ「誰でもできる」魅力がある反面、人によっては単調すぎて“退屈”に映ってしまうこともあります。
- 繰り返しの動きで「変化がなくてつまらない」と感じる人も
- 技術的な要素が少ないため「手抜きダンス」と見られることも
- ダンス経験者から見ると、表現力に欠けているように見える
とくにTikTokでは似たような動画が大量に流れてくるので、“またこれか”というマンネリ感が「ダサい」という印象につながっているようです。
ノリの軽さとチャラさの誤解
横揺れダンスの魅力は「ラフでノリがいいところ」なんですが、これが時に“チャラく見える”というマイナス評価につながってしまうことも。
特にやりらふぃー文化と結びついた投稿では、ファッションや態度も相まって、「軽薄そう」「ふざけてる?」といった印象を与えることがあります。
- 表情がキメ顔すぎて「ナルシストっぽい」と見られることがある
- 揃いすぎた動きが「不自然で機械的」と感じられることも
- 見る人によっては「自分をよく見せたいだけ」に見える
とはいえ、こういった評価はあくまで見る側の感覚や価値観によるものです。
横揺れダンス自体が悪いわけではなく、「どう見せるか」「どんな気持ちで踊るか」が印象を変える鍵になってくるんですよ。
ちょっとした工夫で「ダサい」から「オシャレ」へと印象がガラリと変わるのが、横揺れダンスの面白さでもあります。
クラブで横揺れダンスが禁止される理由
実は一部のクラブでは、横揺れダンスが“禁止”されるケースがあるんです。
「え?ただ揺れてるだけじゃないのに、なんでダメなの?」と感じた方も多いかもしれません。
でも、これにはしっかりとした理由があるんですよ。
音楽ジャンルとの相性問題
クラブの選曲は、その場の“ノリ”をコントロールするDJのこだわりが詰まっています。
そのため、曲のリズムに合わないダンスをされると、空気を乱すことになってしまうんです。
- EDMやテクノ:縦揺れ(ジャンプやバウンス)が主流
- ヒップホップやファンク:横揺れがしっくりくる
縦ノリの空間で横揺れしていると「浮いてる」と思われてしまうことも。
これはダンスが悪いのではなく、曲と動きの“相性”の問題なんです。
だから、クラブによっては「縦揺れ専用」「横揺れOKなイベント」と住み分けがされていることもあるんですよ。
安全面での懸念
もうひとつ見逃せないのが安全面の問題。
特に混雑したフロアで横揺れの動きをすると、周囲の人にぶつかってしまったり、スペースを取りすぎたりしてトラブルの原因になることがあります。
- 肩を大きく揺らす動きで接触事故が起きやすい
- リズムに乗って広がる動きがフロアを圧迫する
- 泥酔した状態での横揺れは危険度が倍増
クラブ側としては、すべての客が安全に楽しめる空間を維持することが大切。
そのため「動きが大きくなる横揺れは禁止」とする場合もあるんですね。
要するに、禁止=悪ではなく、音楽とのバランスと安全配慮が理由なんです。
もしクラブで踊る機会があるなら、まずはその場の音楽に耳を傾けて、周囲の雰囲気に合わせたノリ方を意識するのがコツです。
横揺れダンスとヤンキー文化の関係
「横揺れダンス」と聞いて、「あれ、なんかヤンキーっぽい?」と感じた人も少なくないと思います。
実はその印象、あながち間違いじゃないんです。
横揺れダンスとヤンキー文化は、ファッションや雰囲気、SNSでの拡散方法など、いくつかの共通点があるんですよ。
ファッションや髪型との共通点
横揺れダンスをしているTikTokユーザーの中には、ヤンキー風のファッションや髪型を取り入れている人が多く見られます。
たとえば以下のような特徴が共通しています:
- センター分けやウルフカット、メッシュヘアなどの個性的な髪型
- ジャージや上下セットアップ、ビッグシルエットのストリート系ファッション
- サングラスやアクセサリーでの派手な自己表現
こうした外見的なスタイルが、「あのノリ=ヤンキーっぽい」という印象につながっているんですね。
もちろん全員がそうというわけではありませんが、“やりらふぃー”と呼ばれるサブカル的ヤンキー像と重なる部分があるのは確かです。
SNSでの拡散とイメージ形成
TikTokやInstagramなどのSNSでは、「見せるためのキャラ作り」が非常に重要になってきます。
横揺れダンスをする人たちの中には、あえて強気な表情やキメ顔を演出し、ヤンチャ感のある雰囲気を前面に出している投稿も多いです。
- カメラ目線で無表情 or キリッとした表情
- 「ヤンキーっぽさ」を演出するBGMやセリフ
- 友人と揃えて踊ることで“チーム感”や“仲間意識”を演出
こうした要素が重なって、「横揺れダンス=ヤンキー文化の一部」のように見られることが増えたんです。
中にはそれをネタにして、あえて“ヤンキー風”の演出を楽しんでいるユーザーもいます。
つまり本物のヤンキーというより、「ヤンキー風キャラ」としてSNS上で演出されているケースが多いというわけですね。
横揺れダンスは、踊りというよりも自分をどう“魅せるか”のパフォーマンスの一部として楽しまれているんです。
横揺れダンスのまとめ
ここまで横揺れダンスについて、元ネタややり方から賛否両論の声まで、幅広く見てきました。
一見シンプルな動きでも、そこには流行の背景や若者文化の変化、そしてSNSによる拡散の力がしっかり影響しています。
最後に、今の流行をどう捉えればいいのか、そしてこれからどう楽しんでいけるのかをまとめてみましょう。
流行の背景と評価の多様性
横揺れダンスがここまで広まった背景には、TikTokというプラットフォームの特性が大きく関わっています。
誰でも手軽に動画を投稿できるという特徴が、「シンプルでマネしやすい動き=バズりやすい」という構図を生み出しました。
- 軽いノリでもすぐに参加できる
- 一人でも仲間とでも踊れる柔軟さ
- 音楽・ファッション・キャラ表現のすべてを“自分らしく”演出できる
ただし、それゆえに「浅い」「ダサい」といった批判も受けやすく、見る人によって評価が分かれるのが現実です。
でもそれこそが、今の若者文化の“リアル”でもあると私は感じています。
今後の展望と楽しみ方
横揺れダンスは、今や一過性のブームを超えて一つのスタイルとして定着し始めています。
「流行だからやる」のではなく、「自分らしい表現として取り入れる」段階に入ってきているのかもしれません。
これからは、以下のような楽しみ方が広がっていきそうです:
- 他ジャンルのダンスと融合した「ミックス横揺れ」
- 音楽のテンポに合わせた多彩なアレンジ
- キャラづけ・ファッションとの連動による新しい演出スタイル
「上手に踊ること」よりも「どう魅せるか」が問われる時代です。
あなたもぜひ、好きな曲でリズムに乗って、自分だけの横揺れスタイルを見つけてみてくださいね。
- 横揺れダンスはCHERNOBYL 2017の流行から広まったTikTok発のカルチャー
- ダサい・気持ち悪いと言われるのは単調な動きやチャラい印象が原因
- 横揺れは縦ノリの曲と相性が悪く、クラブでは禁止されることもある
- 初心者でもできる簡単なステップで、自分らしいアレンジが可能
- やりらふぃー文化やヤンキー風ファッションとの関連もSNS上で話題